お仕事する前に・・・

職務経歴書の書き方

● 履歴書と一緒に職務経歴書を添えて大きくアピールするためには

職務経歴書のサンプル

【職務経歴書とは】

職務経歴書とは履歴書だけでは足りない内容を補うために履歴書とともに提出する、これまでの仕事の経歴を書いた書類です。当然、新卒者や仕事の経験のない人は書くことがないので提出することはありませんが、必用ない分履歴書での勝負になるので、ここで学んだ事を履歴書に活かせるなら活用してもらえればと思います。転職の場合には履歴書と一緒に職務経歴書を書くのが主流になってきています。

その意味合いとしては採用担当者が選考する時に、履歴書では解らない応募者の事を知ることができ、また応募者も採用担当者に対して履歴書だけでは解らない自分を知ってもらうことができるものとなります。面接前に書類選考がある場合は職務経歴書の良し悪しも大事なポイントになってきます。ですので、職務経歴書作成時にはアピールするチャンスだととらえて、出来のよい作品を作るように心がけてのぞみましょう。

履歴書は手書きを好む採用担当者もいるかと思いますが、職務経歴書はパソコンが使える人はパソコンで作るほうが見やすいものができるでしょう。

【必要な情報は何か】

用紙はA4で1〜2枚にまとめ、多くても3枚までに収めます。自分では必用な情報だと思っていても枚数が増えるなら載せるべきではない場合もあります。

では中身はどんなことを書けばいいのかというと、自分が前職などこれまでの仕事でどんなことをしてきたか、これまでに経験してきた業種などはどんなものがあるのか、取得してきた資格、などがメインですが、簡単なPR文も添えれば効果的です。作成には時間をかけて、これまでの自分をふり返り、自分の性格・趣味・仕事などで学んだ経験・退職理由・この先何がしたいのか、などを別紙などにまとめておくと結局は面接で聞かれる内容も含まれるので、質問の答えを用意できることになります。

【書き方はどんなものがあるのか】

大きく分けると「編年体式」と「キャリア式」とがあります。「編年体式」とは、経歴を時系列で順に記入していき、どのようにキャリアを積んでいったのかを見やすくまとめた形式です。比較的、職業経験の浅い人や、転職の少ない人に向いています。「キャリア式」とは、職種や経験職務ごとに見出しをつくり、その経歴ごとの詳細をまとめて記述したものです。こちらは多くの職種を経験している人や、経験を重視する企業や、応募者が経験をアピールしたい場合などに向いています。

また、編年体式でも時系列を最近の仕事からさかのぼって記入する方法や、編年体式とキャリア式を組み合わせて記入する方法などもあります。いずれにせよ、職務経歴書を手に取る人にわかりやすくまとめられているかが、ポイントなので自分にあった書き方を選ぶようにしましょう。

【どの様にアピールするか】

まず最初に表題「職務経歴書」と自分の名前などを書いたら、早速職務経歴を記入していきます。アピールしておきたい実績はちゅうちょなく記載しておきましょう。これまで従事してきた会社でどんな業務をしていたのか、経歴の補足にこれまで従事してきた会社の情報が必要な場合は業種や規模などを補足します。そこで学んだことなどは、あとで自己PRとしてまとめるといいでしょう。

職務経歴が終われば取得してきた資格名を取得した年月日とともに記入します。見せ方に工夫をするなら、アピールしたい資格をまず最初に書くことでアピールする手もあります。とくにアピールする必要もなければ取得した日付順で書きます。

最後に自己PR項目をもうけて、職務経歴で表現しきれなかった伝えたいことを文章まとめます。「〜の経験を活かして○○をしたいです。」「〜が得意なので・・・」「〜な性格なので・・・」など具体的に書けるところはアピールするといいでしょう。